「雨だっ!」



そう、焦ってる私に
星夜くんは、冷静に。



「こっち。」



そう言って…。



ギュッ−…



私の手を握ったんだ。



握られたと同時に、自分でも感じるドキドキが私を包んだ。



ドキドキ。



そして、手を握ったまま
屋根がある公園へと向かった。