流れ星に願いを

「……じゃ、皆に伝えとくね…？」



「ありがとうね、じゃ又。」



私がそう言うと、プチと電話が切れた。



打ち上げ、行きたかったな


だけど



私は汐香の方が大事なんだ。



私は、ケータイをしまってスクバに入れ口を開いた。


「あの…話の途中で悪いけど用事あるから先いくね。」



そう言った私に星夜くんは何も言わなかった。



私は、教室を出た。



……いや、逃げたんだ。



星夜くんと向き合いたくなくって…。



自分自身、最低な奴だと思った。



そう、思ったけどもう保健室まで来てしまっていた。