流れ星に願いを

「う、うん。」



ドキドキ。



「じゃ、行くか。」



ギュッ−…



かたく、握られた手と共に、私達は、人混みへと入って行った。



入ると、凄い人だ。



凄い人の中、星夜くんが手を引いてくれた。



力強さが伝わって、ドキドキした。



「なんか、食う?」



「ううん、大丈夫。」



「そっか。」



本当は、手を離されたく無かったからなんだ。



星夜くんは、気づいてる?