「ルキーニ!遅かったのね、心配
 したのよ?体調悪そうだったし。
 ほら、将軍様がお菓子を持ってきて
 くださったの。一緒に食べましょう
 よ!!」


「あぁ、そうするよ。」


「ほら、可愛らしいお菓子でしょう?」


口いっぱいに甘さが広がる。


あぁ、もうだめだ


意識が…


「紅葉様!お客様がお見えです!」

「?誰かしら?お通ししてください。」




「…紅葉…」


「栄蔵さん…」


「ごめ…ん、俺…」


「…もういいんです。
 全ては、終わりました。」