「はぁ。」

あの日紅葉に会って以来、心が抜け殻
のようだ。


「ちょっと、あんた」


「?空から声がする…」


「あんた!!エイゾウ!」


「!?」


そこには美しい娘?が立っていた、
というか空に浮いていた。


「私はジャスミン。死神よ…。」


「死神?また?俺に何の用だよ?」


「私はあんたの魂を回収しにきたん
 だよ。」


「俺の?俺は…死ぬのか…?」


「そのつもり、だったんだけどね。
 ちょっと事情があってさ、あんた
 を殺すわけにはいかないのさ。」


「…ルキーニに言われたのか?」