爽やかに微笑んで挨拶したつもりが
モミジは気を失ってしまった。


倒れかけた彼女を抱きかかえ
彼女の寝室と思われる場所へと
連れて行った。



すると…



「ちょっと!!ルキーニ!!」



「なんだ、ジャスミンか!」



「なんだ!じゃないわよ!
 死神が何命救ってんのよ!?
 ルキーニ…掟に反しちゃだめ
 じゃない!」


「いーんだよ、俺はモミジを
 もっと見ていたいんだ。
 こんな気持ちになったのは
 初めてだなぁ。」



「ルキーニ…しっかりしてよ!
 死神が命救ったら、消滅しちゃ
 うのよ!?なんとしても、
 この女の魂はもらってきて!!
 じゃないと私…ルキーニが…
 消えたら…」



「ジャスミン…泣くなよ、わかった。
 わかったから。」


ジャスミンの頬を優しく撫でる。