「ご、ごめんなさい。マジでごめんなさい。本気と書いてマジでごめんなさい」
「ふざけてるんですか。蜂の巣にして元帥に引き渡しましょうか」
「すすすすすみませんごめんなさい申し訳ありませんでした!」
思い付く限りの謝罪を叫び、ブロードは鬼の形相のユノから距離を取った。
レイツは溜め息をつくと彼からリシアを引き剥がして無理矢理立たせる。
「おら、行って来い!」
「痛いッ!何か扱いが雑なんだけど!?」
「当ったり前だろ!帰ってきたら覚悟しやがれ!」
「えーっ!?」
もういいじゃないか!と嘆き訴えたブロードは、やっぱりお冠なアサギに引き摺られその場から去った。
…全くもって緊張感のない騒がしい奴だ。
後に残ったメンバーは、しかめっ面で彼を見送った後、顔を見合わせると表情を暗くした。
「ブロードの目、誰か気付いてたか?」
「ううん…。あたし1ミクロンも気付かなかったぁ…」
「黙ってるヤツが悪いんですよ」
「ちょっとクライド、アンタは黙ってなさいよ」


