「ねぇ、ブロード君?私の孫は役に立ってるかしら?」
「バリバリですよー、クリスは頼りになる弟分ですから!」
「まあ!まあ!弟分!じゃあ貴方も私の孫ね!」
止まらない話に残された人達は顔を見合わせ困り果てる。
そんな中弟分、といったところで微かにクリスが身動ぎしたのをユノは見逃さなかった。
ちょっと頬を染めた少年にユノは愕然とする。
(あんなのの弟分で嬉しいワケ!?)
そういえばあの少年、何だか心からブロードを尊敬していたっぽい。
何故だ、と本気で疑わしいそれにユノは疑問を感じられずにはいられなかった。
まさにポチの存在と同じくらい不思議だ。
「あら、何してるの?」
そろそろミノリがブロードに抱き着くんじゃないか、
というような雰囲気になってきたところで、後ろから女性の声がかかってきた。
一斉に振り返ると、そこには第二部隊隊長――セリナの姿が。
「師匠ぉッ!」
「あら、リシア。久しぶりね」
たまらず飛び付いたリシアを受け止め、セリナは微笑む。
あの抱き着く癖どうにかならないのか、とぼやいたレイツにユノは激しく共感した。


