ブルービースト


…結局いつでもどこでも、騒がしい。


耳に入ったお馴染みの声とやり取りに、リシアとシエラは目を輝かせた。


そのまま顔を見合わせると、嬉々として駆け出す。




「ブぅうロぉおードさぁあ~っん!」


「お兄ちゃ~んっ!」



勢いのまま扉から連れ立って入ってきた彼らに抱き着けば、相手は驚きながらも少女らを受け止めた。


リシアなんかミノリに忠告(という名の脅し)を受けたばかりなのに、「ブロードさんの匂いぃ~」と変態ぶりを発揮する始末。




「シエラ!可愛い妹よぉおー!ただいま!」


「おかえりっ、お兄ちゃんっ!」



キラッキラと輝く笑顔の兄妹二人は、お互いを見るとまたギュウウと抱き締め合う。


相変わらずスキンシップ過多なブラコンシスコンだ。


何故か銃を握っているユノが諦めたような目で見ていると、隣からリシアの馬鹿でかい悲鳴が聞こえた。




「り、リシア?」



耳を押さえながらもどうしたのと訊ねるブロードの頬にわななく手をやり、リシアは涙を溢す。


そして、そのまま隊長をどさくさにまぎれ抱き締めた。