ブルービースト


だいたいそんな感じで向かって来た敵の全員を倒す。


倒す、でも息の根は止めない。




「ン~、やっぱいっぱい来るなぁ。正直めんどくさいんですけど」



そう言いながら軽々と敵を倒すブロードを、第二部隊の人達は呆気にとられて見ていた。





そして、もう一人そんな彼を見つめる人が。






「………すごい。でも…」




ユノはそう呟き、自分も短剣を振るい敵を殺す。


ユノはブロードみたく気絶させるだけでなく、きちんと息の根も止めていた。



「……ブロードさんは甘いですね」


周りの第一の皆を見てみると、彼らも倒しても殺してはいない。



そうしているのは自分だけ。




(…………変なの)




思いながら、今度は銃を抜いた。


遠くから駆けてくる敵の脳天をぶち抜く。





(“特にない”って、敵を殺さないってこと?

そんな甘い考えじゃ、返り討ちにあうのがオチなのに。)



相手は自分を殺す気で向かってきている。


だったら、こちらが殺したって文句は言えないだろう。





――…それが、ユノの考え方。