悲鳴をあげ倒れていく敵。
無言で次々と敵を伸していくブロード。
ユノも斬りつけ発砲し、着々と敵の数を減らしていった。
…しかし、全てがそう上手くいく筈もなく。
倒れていた敵が、不意に一人起き上がった。
そのままブロードを後ろから羽交い締めにする。
「!」
「ブロードさん!」
ユノが敵を撃つ前に、ブロードはすぐに剣の柄で脇腹を突いてやり、相手が体勢を崩したところで回し蹴りを決めてやった。
しかし、今度はあの司令官が襲いかかって来る。
それは不幸にも右側からの攻撃で、対応しきれなかったブロードの腕を刃が掠めた。
ユノが咄嗟に援護しようとしたものの、彼女もまた足を銃弾がかすめそれどころではなくなる。
「ユノ、俺はいいから自分に集中して!」
「はい…っ」
補佐は上司をサポートする役目な筈なのに。
いっぱいいっぱいな自分が悔しくて、ユノは唇を噛んだ。
右手の短剣を銃に持ち替え、二丁のそれで敵を迎え撃つ。
後ろでブロードと敵の司令官がぶつかる気配がして、せめてその戦いの邪魔にはならないようにとユノは必死に敵を減らしていった。


