ドッカアァーン…
そんな爆音と共に、たくさんの悲鳴。
どうやらあの球体、爆弾だったらしい。
呆気にとられるユノの手をとり、ブロードは混乱に乗じて建物の中に滑り込んだ。
もちろん、敵の何人かに気付かれすぐに襲われる。
「邪…魔っ!」
一言ぼやいたブロードは、剣を手にするとそれを横薙ぎに振り一気に向かってきた敵を吹っ飛ばした。
そのまま上階に行くため階段に向かい走り、勢いのまま敵を倒していく。
そして、ユノのサポートで割りと難なく階段を登ると。
「……うわあ」
ずらりと並んだ、敵敵敵。
敵の軍服の深緑色が階段の周りを囲んでいる。
が、結構戦場に人を送り込んでいるのか、人数は少ない。
更に、その深緑色の集団の先に司令官らしきお偉いさんが見えた。
ぱちりと目が合うと、お偉いさんはやけに恐い顔をして自分を睨んでくる。
「ユノ」
「はい」
名前を呼ばれ短剣と銃を構える補佐。
敵の司令官を見ていた上司は、周りに目を移した。
「雑魚から倒そうか」
微かに口の端を吊り上げ、きっぱりと言う。
途端にブロードも敵も一斉に走り出した。


