ブルービースト


「そんなにやばいんですか?」


「数が多くてな。潜入メンバーはヘマするし…。まぁ、俺はこいつら医療テントに運ぶからお前はここにいろ」



ラルフとダグラスの様子を見ながら、大将は中将に言った。

それに少し不安そうに切り返す蒼。



「見えなかったから加減出来なかったんだけど…大丈夫ですか?」


「ああ、気ィ失ってるだけだ。…銃は使わなかったのか?」


「……変なところにあてると危ないですから」



どうやら刀と銃で襲撃されながらも、体術のみで戦ったらしい。


見えない中相手を気絶させるに至ったことに、ユノは珍しく素直に感心した。


軽々と男二人担いだアサギはそんなユノに目を向ける。



「よしユノちゃん、行くぜ」


「はい」



状況は結局変わらないが仕方ない。

去ろうとするアサギとユノだったが、


「待って下さい、アサギさん」


…このブロードの声に歩みを止めた。



「…何だ?ブロード」


「俺を呼びに来たんですよね?行きます」



きっぱりと断言する彼。


アサギはわかりやすく眉を潜めた。