おかしい、そう気付いて静止すること一分。
やっと意味を理解したアサギはカッと目を見開いた。
「素直!?何故だお前ほんとどうしたんだブロードぉお!」
「うわっ来ないで来ないで。暑苦しいむさい」
「あ、ブロードだ」
…いつもそんな扱いなのか。
思わず口をあんぐり開けるクライド達。
仮にも大将に、なんて態度。
ユノはこめかみを押さえ盛大なる溜め息をついた。
「出ちゃ駄目なんでしょ、じゃあ大人しくしてますから」
「…とか言ってどうせ勝手に出るんだろ」
「あは」
「あは、じゃねぇ!」
ダン、と地面に拳を打つアサギ。
ちゃぶ台がないのが残念だ。
ブロードの方はむっと顔をしかめ、こちらも手入れ中の剣を振りながら怒る。
「ああもう!出ない出ない、それでいいんだろ!あ、でしょう!」
「ちょっと危ないんですけど」
ブロードはさすがにタメ口は駄目だと思ったのか、怒鳴りながらも言い直した。
が、直後隣に座る補佐が表情をひきつらせたのを見ると、話の途中なのに大将からそちらに目を向ける。


