各々準備をはじめながら思い思いに呟く面々。
ユノは銃や短剣のストックを確認し、レイツは自慢のウィップや剣を確かめる。
ブロードは一瞬顔をしかめてから、一つに結った髪を結い直し腰に提げる銃と剣の点検をした。
「ちょっと休憩中だからって気ィ抜いてたな…。みんな準備はいいか?」
「はい」
「よし。じゃあ行くぞ!」
大将のアサギがその場をしきり、真っ先にテントから飛び出す。
途中で医療班のテントの位置を確認し、現場に着いた一行は戦闘へと繰り出した。
まず仲間の軍人が襲われているところにラルフが割り込む。
彼は刀を振りかざすと寸分違わず敵の喉元を突き刺した。
「100人?もっといるじゃないか!」
「雑兵が増えただけでしょう。そんなこと言ってないで行きますよ」
クライドが困惑すれば、その前を軽く駆けていくユノ。
第二部隊副隊長は慌ててその後を追う。
「俺は行った方がいいか?」
「大丈夫だと思いますよ」
「ならセリナ、お前は俺と一緒に怪我人助けだ」
「はい」
一方、そんなことしていれば狙われそうなのに腕組みして仁王立ちなんぞもしていたアサギは、隣に立つセリナと話すとにたりと笑った。
やはりと言うか何と言うか、こちらを向く銃口が見えたからだ。


