「まぁまぁ…いいじゃないですかセリナさん」
「クライド…アンタは髪ばっかいじるのやめなさいよ気持ち悪い」
しきりに癖のある黒髪を撫でるクライドに、セリナは鬱陶しいとばかりに暴言を吐いた。
せっかく仲介しようとしたのに貶されたクライドは、心底心外だという顔で彼女を睨む。
「その毒舌直しなよセリナ」
「アンタらがましになればね」
「せっかく綺麗なのに。あ、綺麗な薔薇にはトゲがあるってやつ?」
「だ、き、きれっ…!?」
何気なくぼやいたブロードに、セリナもユノもビックリして振り向いた。
セリナは真っ赤、ユノは違う意味で真っ赤。
「あ、あんたって人は…!誰にでも言うんですねそういうこと!」
「へ?」
「誰にでも…!?何よちょっと喜っ…、こ、この天然タラシが!」
「ぎゃああああ!?なんでなんでなんでなんで!?」
結局何がなんだかわからないまま女二人にけちょんけちょんにされる隊長。
他男性メンバーは白い目でその光景を見ていた。
アサギは目に手を宛て、しまったと嘆く。


