ブルービースト


アサギは焦げ茶色の短髪をガシガシ掻きながらブロードの傍まで来ると、今彼が取り組んでいる仕事をひったくった。


ユノの額に青筋が浮かんだが、さすがお偉いさんといったところか。


全く気にせずブロードの蒼い目を見て口を開いた。





「戦闘だ。久しぶりのお前らの出番だぞ」






────その言葉に部屋にいた全員が反応する。



ポーカーをしていたレイツとシエラ、クリスが自然にブロードのいる机の周りに集まった。



もちろんリシアも起きて、それに倣う。






「……第二は?」


ブロードは上司に笑顔を向けながら訊ねた。


この期に及んでまだ笑っている。



ユノは少し苛ついた。





「第二じゃ埒があかない。じゃなきゃ第一に戦闘要請をするワケがないだろう?」



アサギがそう言うと、ブロードの蒼い瞳がスッと細められた。




「……仕方ないですね。お前ら、戦闘準備して来い」




第一の部員達に命令すると、自分も立ち上がって伸びをする。