ブルービースト

「ブロードさんって、キィル元帥と仲がいいんですか?」


そう問うユノに、レイツはへ?と間抜けな声を出した。


きょとんとしてからああ、と我に返ったかのように呟く。



「仲がいいってか…なぁ」


「?」


「ブロードはあの人のこと苦手みたいだけど…元帥様が気に入ってんだ、アイツを」



光栄なことなのになー、とまたも苦笑いなレイツ。


ユノは納得出来なかったのか眉を潜める。



「お前も私の家族の一員なんだから、って元帥様は言ってましたけど」


「え」


「ご家族ではないんですか?」


一ヶ月と何週間か前、ハイリアのお墓で会ったとき。


彼は確かに中将にそう言っていた。

彼のサボりに対する怒りでしばらく忘れていたが。




「あ~…それはだな…」


「なんなんですか?」


「…あんま言いふらすなよ?ブロードこの話題嫌いなんだ」



仕方ないという風に頬を掻くレイツ、頷くユノ。


それを確認した青年は、自然と小さくなった声で彼女に教えてやる。




「…ブロードは何年か前にキィル元帥の養子になったんだ。だから一応親子、かな」


「へー!そうだったんですか…、って、………はい?」