ブルービースト


 * * *

それは、今からちょうど三年前のこと。


リシアは当時戦闘班第一部隊にはいなかったのだが、上からの命令で『特殊部隊』に参加し遠出をしていた。



その特殊部隊は、リシアとハイリアとセリナ、それからブロードがメンバーというかなりの少数部隊。


隊長はもちろん戦闘班第一部隊の隊長である当時18歳のブロード。

副隊長は戦闘班第二部隊の隊長である当時17歳のハイリア。


セリナはブロードと同じ戦闘班第一部隊の隊員で、綺麗な長いウェーブのかかる亜麻色の髪を持った女性だった。


ハイリアはリシアが憧れ軍に入った理由であり、彼女の彼氏でもあった金髪の男性。



他にも複数特殊部隊がある中、この部隊は特に強く上からも一目置かれていた。



強いと言っても、リシア以外の三人がだが。



この時リシアは戦闘班ですらなかった為、セリナに少しずつ戦いを教えてもらっている身であった。







「ああああああ!お前何すんだハイリア俺の魚あああ!!」


「うっさいなー。しょうがないだろ、僕魚焼くのとか苦手だし」


「うっさくない!その焦げたのお前が食えよな!!」



特殊部隊として中央司令部を出て早二週間。


ひたすら目的地に向かい進む彼らが運命の日の前日野宿したのは、どこにでもありそうで実はない洞窟の中だった。