吸血鬼は声を上げて笑った。



嘘。



嘘でしょ?




誰か、嘘だと言って……。




この契約の証がある限り、私はこの吸血鬼の元から離れられないの?



本当に姫になってしまったんだ。


その道を選んだのは確かに私だけど。




でも



私……。







「嫌ぁぁああああああ!!!」