月の光でアロの顔が照らされた。


そのとき赤い瞳が一瞬見えたかと思ったときだった。




ダンッ!!!




アロが壁に思い切り手をついた。


壁が壊れてしまうんじゃないかと思うほど大きな音が部屋中に響いた。





怖くて悲鳴もあげることも出来なかった。