みんな私と同じ。


永瀬君が好きなんだ。




でも私は他の人より勇気というものが足りなかった。


今まで一度だって永瀬君と話したことなんてなかった。


周りのみんなと一緒になって騒ぐどころか、応援することだって出来ない。





何も言わずに遠くから見ていることしか出来ない。



きっと永瀬君は私の名前すら知らないだろう。