「無理だ、嫌だと駄々をこねてもお前が第一妃なんだ。これは動かしようがない、今日から学校がんばれよ?」

「私以外の、異世界の娘にやらせて下さい。」

「お前以外は、いない」

「え…?歴史的には前にも二回異世界から娘が来て、4国に繁栄をもたらすと…。」

(4人居るのでは…?)


「ああ、それでも一人だ、今回はうち龍国が異世界からきた娘を得た」

龍国、青龍王
雀国、朱雀王
虎国、白虎王
武国、玄武王

それぞれがおさめる大陸の四大陸からなる、この世界の土地。

東に位置する龍国。
南に位置する雀国。
西に位置する虎国。
北に位置する武国。

この四つの大陸をおさめる四人の王の内のひとりが、白夜。


「では、他の国に行かせて下さい」

そしたら嫁だなんて事にはならないかもしれないと望みを口にする。


「はぁ…他の国ならもうお前は鎖に繋がれているか、犯されて子を身篭っているかのどちらかだ」



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