何度も抱き合って
キスして
手を繋いで
寄り添って
二人きりで朝を迎えた。
一睡もしてない割に目が冴えてるのはなんでだろう。
「…朝だね……」
「うん…」
東から昇ってきた太陽が僕たちを照らし出す。
キラキラと海に光が反射し輝く。
こんなにも朝日が綺麗だとは思わなかった。
「…爽司くん……」
手をキュッと小さな手で握ってきた。
「…帰ろう。ママもパパも基兄ちゃんも心配してるし……」
まだ6時なる前だけど…。
「まだ時間あるよ?」
「…うん。そーだけど」
ちょっと困った、寂しそうな顔で言った。
「これ以上、この街に、ここに……爽司くんの傍にいると離れるときが辛くなっちゃうから」
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