夏恋〜大好きな君へ〜



「宿題終わった?」


「まだぁ。
何か後回しにしちゃうの。爽司くんは?」


「はは、僕もまだ少し残ってる」


他愛もない話をしながら打ち上がる花火が僕たちを照らした。







どうして

僕は気付いてやれないんだろう。


電話のときもそう。


何か少し違うところはわかるのに深入りはしない。



だから夏江ちゃんが何か言いたげな表情をしてるのにも気づかないんだ。



「そ…爽司くん、あの…ね」


「ん?」


「あた…あたし…っ…」
♪〜♪〜♪〜


夏江ちゃんの言葉を遮って僕の携帯が鳴った。





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