「行こうか」 「うんっ」 何かを感じたけど何も聞かないで僕は彼女の手を取った。 夏江ちゃんもキュッと小さな手で握り返した。 ―――――――― ―――――… ドーンと大きな音を発てて綺麗な色とりどりの花火が上がる。 そのたびに歓声があがる。 「おぉっ!!キレーっ」 「ここが1番綺麗に見えるところなんだよ」 僕たちはちょっと長い階段を昇った神社で見ていた。 下の河原とかで見ている人達の声もよく聞こえる。 僕たちは寄り添って打ち上がる花火を眺めていた。 .