「……ぇ………」 上から聞こえた声に吊られるように僕は勢いよく起き上がって振り向いた。 「……っ…?」 太陽の日差しが眩しくて 人が陰っぽくなって誰だかわからなかった。 でも―――… 「爽司くん?」 わかった。 ちょっと大人っぽくなった声。 長い髪。 見た感じが変わってるだけで他は何も変わってなんかいなかったね。 君は大きな荷物を持って僕の方を見つめていた。 お互いが、強く引き裂かれないように、視線が結ばれてるかのように 目が離せなかった。 「…か、かえ……?」 .