朱美は久しい友人との約束の時間が迫っている事に気付き、足早に去った。


さっきまで朱美が立ちすくんだ場所には砂埃が舞っていた。



それに気付いたか否かは分からないが、朱美は待ち合わせ場所目指して急いだ。





足が縺れそうになりながら、必死に踏ん張って。