テレビは、そんな朱美を置き去り、すっかりエンターテイメントな盛り上がりを見せていた。


くだらない芸能ニュースに熱くなるキャスター達。ゲストに招かれた、芸能雑誌編集長や漫画家、タレント達。


朱美は、そんなテレビの無神経さに、毎回腹が立って仕方ない。











世の中の生命、全てに平等で与えられたものは、

生きる事と、死ぬ事。

あと、時間。




時間のスピードは、皆同じように巡りゆく。


しかし、死までのタイムリミットは様々。





あたしは、いつ終りを迎えるのかな?

今、生きている事が一体なんなのか。

生きるってなんですか?
死ぬ必要性は?






与えられた命を、手放さなくてはいけないのは、
どうしてですか?



手放さなくてはいけないのに、



何故、与えたんですか?



神様教えて下さい。


与えられたものが、無くならなくてはいけない意味。