ピカピカの太陽が、眩しくて、ブカブカのサングラスをテディと交互に付けて、遊んでた。
僕の大好きな音が、ドアの下の丸い所から流れてくる。
僕、この曲を聞くと寝ちゃうんだ…


僕にもわからない内に、いつの間にか夢の中にいるんだ。
だから、ママはイジワルして僕が寝ない夜にコッソリこの曲をかけるんだ。
ホントずるいよ大人って、僕だって、パパとお話ししたいことたくさんあるのに!!


「─ルイ起きて! ルイ!!」


誰? 誰が僕のこと呼んでるの?


「早く起きてよ!」


起きる?
僕、ずっと起きてるよ?
これからママと買い物に行くんだ、欲しかったオモチャ買ってもらうんだよ!?


『んー…誰?』


思い切り体を揺すられて、起きたらママじゃなくてフワフワしたちっちゃい…