─Blue Bear─

『キレイになってる…!』


「肩の所がほつれてたから、治しておいたよ
それとおリボンもね!」


『はあ~…』


夢で見たのとそっくりだっ…ゆめ…?
あれ、夢だったんだ。


「はい、ルイ」


『…ありがと…っ』


おばあちゃんからテディをもらうと、テディを見つめて思い切りギュッてしたんだ。


『白いリボン!』


「ルイは白いおリボンが好きだから、たくさん買ってあるんだよ?」


『おばあちゃん、ありがとう!!』


僕はテディと一緒に、おばあちゃんに抱きついた。


『おばあちゃん、僕ねテディとお話する夢見たんだ! 真っ暗な道を歩いた時はすっごく怖かったけど、テディがいたから怖くなかったんだよ!!』


「そ~う」


『それでね、おばあちゃんがテディを治してくれたの! それでね、僕がテディに白いリボンを選んであげたの!!
でも…テディ、行かなきゃって言って居なくなっちゃったんだ…』


「そう…でも、テディはちゃんとルイの側にいるわよ?」


『ぇ…?』


おばあちゃんを見上げると、僕が抱きかかえたテディを大好きな優しい笑顔で見つめてた。