─Blue Bear─

「イ…ルイ起きて?」


『ん~…テディッ!? あれ?』


僕が目をあけると、そこにいたのはテディじゃなくてママだった。


「ルイどうしたの?」


『…ここどこ?』


「どこって、おばあちゃんの家よ?
ルイ来る途中、車の中で眠っちゃったから、ここに来ること知らなかったしね」


眠ってた?
ここおばあちゃんの家なんだ…。


『あっ! テディは?!』


僕は布団から起きて、テディを探した。


「ルイ、テディならここだよ」


『おばあちゃん!』


おばあちゃんの声がして振り向くと、おばあちゃんの手の中にはキレイになったテディが抱っこされてた。