『おばあちゃんテディのしっぽ取れちゃったの、治る?』


「あら、こんな所にあったのね
大丈夫よ、ちゃんと治してあげますからね!」


おばあちゃんは、青色の糸で破れた所をきれいにしてくれた。


『テディ良かったね?』


「うん!ルイ、僕ルイに会えた事すごく嬉しいんだ。
僕みたいな青いクマを大事にしてくれて、とっても幸せなんだ!
時々目が回る事があるけど、いつも僕をギュッとしてくれるルイが大好きだよ!


『僕も大好きだよ!!』


「ルイが大きくなって、僕を忘れちゃったとしても、僕はずっとルイの味方だから。…だから、約束」


『なにを?』


「ずっと僕のお友達でいて? ワガママなクマでごめんね…」


『ううん、テディは全然ワガママなんかじゃないよ!? だって、テディはずっとずっと僕の友達だもん』


「ルイ…」


『テディは泣き虫だね!』


「泣いてないよ!!」


テディは青いほっぺを膨らませて、ウルウルした目を必死に隠してた。
その姿が凄くかわいくて早く抱きしめたくて、おばあちゃんが治してくれるのをじっと待ってた。