眠れない夜に

見上げるのは

波の音に紛れる

君の夢


君の声は 心地いい

僕は眠る魚の様に

流れに身を任せて

揺れるだけなんだ


ただ 揺れるだけ


音波みたいに
鼓膜を震わす

静かなのは嫌だから
何でもいい

黙らないでよ



僕はただ 寂しくて

独りじゃ無いのに



凄く 寂しいんだ

君だけが 遠いよ