赤は 思ったよ赤じゃ無かった

色なんて 所詮光が見せる錯覚で

薄闇で見るきみの方が よっぽど赤だった


世界は完璧じゃないから

黄色い風が吹いて無いと 安心出来ないし

緑を認める人は いない

紫は空に

灰は地に


透明のずっと先は 深い青



僕はただ きみの空が見たいだけなのに



逆さ虹は 掛からないね