きみに出会った瞬間に

僕の手の中にあるすべてが 色褪せて見えたんだ


だからって どうしようもなくて

色褪せたものを 抱えて歩くしか無い


病的なくらい 鮮やかに見えるきみに

気付かないふりをして

色褪せたものに 笑いかけるしかない


この世界に色が無ければよかった


そうすれば

痛いくらい鮮やかなきみに
気付く術も無かったのに