「「は?」」
柚希にも聞こえたらしい……;
私も裕亮も怒鳴り声あげてるから;;
ごめんなさい…柚希ん家だってこと忘れてた…
少し冷静さを取り戻した。
「だから…悲しませるから言いたくなかったんだけど……、
きっちり忘れる為に、いい思い出で終わりたいって言うから、仕方なく…」
だっ…だからって……
「だからって、こんな時間までデート!?」
そうだよ、電話がきたのは10時頃…
「いや…、別れたのは8時頃…。ご飯とか風呂とか統て終わらせてから…万全の状況でお前に知らせたくて………」
……………っ
こんなんじゃ……
何も言えないじゃん……
信じられない
信じたい けど 信じられない
信じられる のに 信じようとしない?
聡のこと信じて裏切られたから…?
まだ根に持ってる…
そりゃ、そうだよね。
一生ものの傷だよ。
それでも……、
まだ
こんなにも信じたい。
「ばーか………。信じるよ。」
「「明日香!!」」
「な、なんで柚希も喜んでんの!?(笑)」
「嬉しいに決まってるでしょ♪シュガーよかったね♪♪」
「お?おう!」

