ラスト・メッセージ

「何か喉渇いたぁ。どっか入らない?」
急いで話しを変えようとする稟に愛おしさが込み上げた。

「安い物でいいなら、お揃いの指輪……買いに行くか?」

「章ちゃん…。」

「いつも、寂しい思いばかりさせてるからな?
その罪滅ぼし?」

「嬉しい!
有難う章ちゃん。」

余程、嬉しかったのか、いつも以上の笑顔で、俺の腕にベッタリとくっついた。
そんな稟を見るのが俺の幸せ……なのに何で、美樹を忘れられない?