「章ちゃん、起きてよぉ。」


「ん……。」


「ほら、起きて?」

うっすら目を開けると、視界いっぱいに稟の顔が有った。


「おはよ…稟。
夕べは眠れたか?」

「うん。章ちゃんが傍にいてくれたから久しぶりに、グッスリ。」


「良かったな。」


心持ち稟の顔がスッキリしていた。