ラスト・メッセージ

軽くなってしまった稟を、お姫様抱っこをして、病院の外で待機しているタクシーに乗った。


お義母さんが荷物を持ってくれて、三人で家に帰った。


「久しぶり……外の…景色を…見るの…。もう……見れないと…思ってたから。嬉しい……。」


「そうね。稟とこうして、外を見られるなんて…お母さん…嬉しいわ……。」


涙を拭っていた。


「何…泣いて…るのよ…。お母さん…すぐ…泣くんだから……。」


稟が、悪戯っ子の顔をして、笑っていた。