稟がベッドの上で、お祝いしてくれた。

「おめでとう章ちゃん…。」


かなり、やつれてはいるが、俺の好きな笑顔をくれる。


「有難う。次は稟が奇跡を起こす番だからな?」


「そうだよね……。頑張らないとね。」

鼻から酸素を送っている状態の稟は、起き上がるのも辛い位にまで痩せていた。