「章ちゃん、起きなよ?今日、クイズ番組の収録有るんでしょ?」


ユサユサと俺を揺さぶる。


「何でやねん……ムニャムニャ」


「こらぁ~~起きろぉ~!!」


「すみません!」


ガバッと体を起こした。


「やっと起きた…。朝ご飯出来てるよ?顔、洗ってきて。」

「ん…。」


俺は目をつむり、稟の顔に近付いた。


「やだぁ。」


「早く。新婚なんだからいいじゃん?」

「朝からヤダァ。」

「じゃあ、夜寝かさないからな?」


フフン!と笑ってやった。