ヴァンパイアKISS ~姫の王子?~



しかも・・・


何故ユウは上半身裸なわけ?!


「アンタ・・・寝てる間に何かした?」


「は?何かって・・・あぁ」


言われたコトに納得したように、自分の上半身を見ながらニヤリと笑う。


「さぁな?」


そう言うなり、私の方に近付いてくる。


嫌な笑いを浮かべながら。


「それとも、昨夜の再現でもするか?」




―――バチンっ




私は思いきりユウの顔面を殴る。


「て、てめっ」


ユウはすぐには目を開けられず、しばしそのままうずくまっていた。


私は、枕をもう一度投げ付け、部屋を後にしたのだった・・・