ヴァンパイアKISS ~姫の王子?~



「ありがと。また1つ分かった!じゃあ、おやすみ」


私はユウを外に出そうとする。


だが


「俺も姫と共に寝るぞ?」


真顔で言うユウに、私は「は?」とたずねてしまう。


「お前を1人にさせてしまうと、誰かにとられてしまうかもしれないのでな」


ユウはそう言うと、私のベッドの中に入ろうとする。


「ちょっっ!!なんでアンタと寝ないといけないわけっこの変態!!」


私は思いきりユウをベッドから落とす。


ユウは、私をジッと見つめる。


「な、なによ」


「いや・・・まぁ今日はいい。また明日、姫」


そう言って、私のベッドの横で座って寝る。


まだ10秒くらいしか経っていないのに、寝息が聞こえてくる。


「なんなのよ・・・ったく」


私はそっと布団をかけて、部屋の電気を消したのだった・・・







そして、朝を迎える。