そうしている間にも、時間は過ぎていく。 既に夜の7時を回っていた。 「帰らなくちゃ」 私は独り言を呟き、ベンチをたとうとする。 そして 「また、来るね」 返事の返ってくるはずのない人に言葉を残し、私は公園を去ろうとした。 いつか 返事が返ってくるのではないかという悲しい期待をして・・・ その時 私はふと満月を見た。 「・・・??」 何かが、いる