「美姫っゃぱあんたは凄いね!」 紗世が私の横で言ってる。 「別に・・・」 「今日特に不機嫌だけど、何かあった?」 紗世が心配して聞いてくれる。 でも、理由はナイ。 「大丈夫。ちょっと変な夢見ただけ」 「なになにっ?!どんなの?」 ワクワクした顔で私に近付く。言えば絶対うるさい。 「くだらないコト」 そう言って私は席を立つ。 「ちょっっ何処行くの?」 「トイレ」 そう言って私は教室を後にしたんだ・・・