「ねぇ、ヴァンパイアっているのかなぁ?」 「は?」 私の親友である紗世(サヨ)が、ふとそんなコトを真顔で言うから、驚きだ。 「いるわけなぃじゃん?」 私は冷静に答える。 「だって~昨日の映画見て、憧れちゃってさ」 私は思わずため息がつきたくなる。 紗世はなんだか夢でも見てるように、うっとりした顔をしてる。