あと1人の部下は足が震えていた。


「うっ、うわぁぁぁぁ!!」


部下は逃げようとした。


「オイオイ。逃げちゃだめだろー」


そんな声がしたと思ったら、逃げたはずの部下が倒れた。


部下の前には、高橋が立っていた。


「よッ!神崎。」


高橋は笑顔で声をかけてきた。


「おぉ。早かったな。健太は?」


「あぁ。健太とは別行動で神崎を探してたんだ」


高橋はそして勝ったぜと言うセリフを小さな声で言った。


たぶん、先に見つけた方が勝ちなんだろう。