生徒はどんどん進んでいくため、尾行も楽だ。


尾行を初めて少しすると何かの入り口に着いて、生徒はその中に入っていった。

「やっぱしここか。」


高橋はやっぱりって顔をしてる。


「分かってたのか?」


「えっ?あぁ、ここって前は不良のたまり場だったからな。もしかしたらと思ったら案の定ここだったよ」

高橋はやれやれと首をふった。


「じゃあ、ここで神崎からの合図を待つか。」


そう言ってちょうど入り口も見えて、こっちの姿は見えない場所に隠れた。




隠れて3分くらいたっただろうか。


ブーーー


電話がなった。


「豪君?うん。わかった。」


俺は電話をしまって入り口を確認する。


ドアの前に2人いる。


「高橋。いくぞ。」


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