「No.3…………」


俺はつぶやくように言った。


「オイオイ、俺にはちゃんと石場航って名前があんだよ」


「石場………。なぁ、ここどこだよ?」


呟いたと思ったら、唐突に質問を投げ掛ける。


「あぁ?ここは橋の下だよ」


そう言って石場は部屋から出ていった。